日常も感想もイラストもなんでも綴る、まったりブログ
この枯れ木には守護霊が宿っているという伝説がある。
勿論そんな伝説を信じるほど理想主義じゃない。伝説は空論に似た御伽噺のようなものだ。
そもそも伝説って言うのは実際に起こったことに対して言うんだろう。理想を伝説と言ってるだけなんじゃないか。
…と、少なくとも数分前の俺は思っていた。
家の仕事から解放されて一休みしに来たら、枯れ木の上に見知らぬ人影があった。
見たこと無い顔だった。俺の集落にいる奴じゃないな…と思っていたらそいつと目が合った。
『久しぶり』
え?と思った。
初対面の俺に久しぶりなんて、使う言葉が間違ってる。
しかしそいつは俺を知ってるかのように見つめるから、まるで本当に知り合いなのかと錯覚してしまいそうだった。
そして気が付いた。
そいつの身体が透けていたのだ。
伝説なんて信じない。信じないが…
もしかして、なんて柄にも無い事を思っていた。
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突発短文でイラスト。
本当に描いてみました。でもただ載せるのはつまらないなと思ったので短文も付け足してみました。
しっかしピントが合わないのなんの!だからUP版も載せちゃおう。
この携帯も古いしね…。(泣)
着物に描いてある花は何かの花です。いや一応資料を見たんですけど何の花なのかは分からず。藤とかなら良いなー程度の感覚。
枯れ木の精 UP
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